難聴の種類について
■難聴の種類について
難聴には大きく分けて「伝音性」「感音性」「混合性」の三種類の難聴があると言われています。
それぞれの種類の症状をわかりやすく表現すると、
・伝音性=音を聴く体の器官(耳の鼓膜)などが損傷したことで聞こえが悪くなる
・感音性=音を聴く為の聴覚神経などが損傷して聞こえが悪くなり、耳鳴りが起こる
・混合性=伝音性と混合性、ふたつの種類の症状が同時に出る
という違いがあります。
また、伝音性の場合は鼓膜などの器官が修復することで回復することもありますが、感音性の場合は神経自体が死んでいくために薬などで早く治療を始めなければ治らなくなってしまいますので注意が必要です。
混合性は、中耳炎による伝音性の症状、老人性難聴の感音性と二種類の症状が同時に出るなどしたケースで見受けられるそうですよ。
■ベートーベンと耳の病気
「運命」「英雄」など、現代でも語り継がれる曲を作り上げたベートーベンは耳が聴こえなかったということでも有名です。
彼のの難聴の原因は何だったのか、どのような種類の症状であったのか、というのはいまだに医学界では話題になっているようです(学会誌でもさまざまな種類の学説が飛び交っているのが非常に興味深いところです)。
こういった医学界ではベートーベンは「多種類の病気を患っていた」という説が有力で、難聴の要因として「耳硬化症」「梅毒」「炎症性腸疾患」「動脈硬化」など、さまざまな病気が挙げられています(一見耳の病気とはあまり関係なさそうなものも原因に挙がっているんですよ)。現在では治療法が見つかっている種類の病気ばかりですが、その当時はどれも治療が難しいものばかりで、耳が聞こえなくなるほどに症状が悪化することを止められなかったのでしょう。
このことからも、難聴を予防するためには動脈硬化やさまざまな種類の病気にも気を配る必要があることがわかりますよね。日ごろの健康を保つことが、こういった体のトラブルを予防することにもつながるんですよ。
■難聴の人口
日本国内には、難聴の症状をもつ方が全体人口の15.4%、人数にすると1940万人もいるのだそうです(2008年12月統計)。
このように聴覚に異常がある方は、そのほとんどが「感音性」の種類の症状を持つといわれていますが、それは、こういった症状を訴える方のほとんどが加齢による難聴だからであるといわれています。
また、この統計では耳鳴りなどの症状がわからず、自覚のない難聴者も4.5%(約5600人)ほどいると言われています。ちょっと耳の調子がおかしいな、と思った方は早めに病院で医師の診断を受けることをおすすめしますよ。
スポンサードリンク