難聴とステロイドの関係

■難聴とステロイド

ステロイドというと、アトピーに使う軟膏...というイメージが強い方が多いかと思うのですが、実際これは幅広い医療に使用されています。その中でも重要な位置を占めているのが「難聴の治療」です。

突発性の難聴になった場合、まず医療機関では治療としてステロイドホルモン(この場合は軟膏などの塗り薬ではなく、点滴や内服による投与になります)を処方され、それで様子を見ることになります。

この投与が非常に効果的といわれているのが、おたふく風邪など病気が原因となっている「ウィルス性の突発性難聴」と呼ばれている種類のもので、強力な抗炎症作用で一気に原因となるウィルスを倒してしまおう、というというものなのです。
また、ステロイドには血管を拡張させる効果があるので、内耳の血行が悪くなることで起こる難聴にも効果があるといわれているんですよ。


■ステロイドの副作用

ステロイドは一般の風説の通り「非常に効果の強い薬」です。ですので、その抗炎症作用が体のいろんな部分に飛び火して副作用を引き起こすということも忘れてはいけません。また、糖尿病などの血液疾患を持つ方などは血糖値が上昇してしまうため、使用することはすすめられていません(症状を抑えるためには、インシュリンを注射するしかないそうです)。

むくみや食欲の減退(もしくは旺盛になる)などの症状も出るそうですが、ステロイドをやめることでこれらの副作用は治まってくるそうなので、難聴が治るまで!と割り切ってしっかりと服用を続けることが大切です(治るまで服用は必須ですよ)。


■市販の難聴用の薬

難聴に使用するステロイドの市販薬、というものは一般には売っていません。皮膚に塗る弱ステロイドのものはありますが、素人が耳の中に薬を塗る、というのは無謀かつ危険なので、絶対にやらないようにしてください。

そんな中で音響外傷性難聴や神経性難聴といった種類の病気に効くといわれている市販の内服薬がゼリアから出ている「コンドロイチンZS錠」です。「膝・腰・楽ちん・コンドロイチン」というCMで知っている方もいるかもしれませんが、これに含まれている有効成分のコンドロイチン硫酸ナトリウムが解熱・鎮痛の役割を果たし、初期のステロイド投与同様にウィルスによる炎症を抑え、聴覚神経が傷つくのを食い止める働きをするそうです。

とはいえ、やはりこういったものでは効くかどうかという見込みは素人にはできないもの。早いところ病院に行って、治療方法を医師と相談するのが大切でしょう。

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