難聴の手術について
■難聴と手術
絶対に治らない、といわれていたガンですら最近では手術や化学療法を併用した治療方法が見つかってきていますが、難聴に関してはまだまだ完璧な原因究明が行われておらず、そのため治療方法が見つかっていないのが現状です。
最近増えているといわれている「突発性難聴」も手術で完璧に治癒できる状況ではなく、病院でもステロイドの投薬によって治療を行っている状況なため、「病院にいけば完璧に回復する!」と期待するのは難しいのかもしれません。
ですが、症状が出始めてすぐに病院で見てもらって、十数日入院して投薬を受けることで十分に症状を改善することもできるそうですので、きちんと病気が出たらすぐに病院に行くということを心がけてくださいね。
■幼児の難聴について
幼児の難聴、特に高度の難聴を抱えている幼児に有効といわれているのが「人工内耳」です。これは、付け外しができる補聴器とは異なり、内耳と呼ばれる部分に電極をつけたもので、聴覚を補助するためのものです(見た目はフック型のイヤホンに似ています)
これは2歳くらいの子供につけるものですが、最近は言語習得能力のことも考慮に入れてか1歳半くらいから手術を行うようになったそうで、欧米では非常に高い聴力の改善が見られるという統計も出ています。
もちろんこの手術は成人になってからでも行えるそうですが、「非常に重い難聴であること」が条件になるほか、人工内耳に対して慣れるために1?2ヶ月のリハビリテーションが必要になるといわれています(そういう意味では成人の場合は補聴器のほうがより手軽に使えるかと思われます)。
難聴に対しても非常に有効といわれている人口内耳手術ですが、やはり心臓ペースメーカーのように「体内に機械を埋め込む」という行為に対して抵抗を感じる方は少なくないようです。もし成人になってから手術を行う場合は耳鼻科医師ともきちんと相談する必要があります。
■難聴の手術ができる病気について
難聴の手術は基本的にできないといわれていますが、例外的に「遅発性内リンパ水腫」という病気については手術を行うことで治すことができるのだそうです。
この遅発性内リンパ水腫というのは、難聴の症状を持つ方が、発症してからある程度の間を置いてからめまいなどの症状が出るというもので、発症原因についてはまだ判明されていません。基本この病気も薬を用いた回復治療になるのですが、進行が早い場合は手術でケアを行うそうです。
ただ、この治療の難易度は非常に高いといわれているため、耳鼻科の名医といわれている医師のところに患者さんが非常に多く集中してしまっているようです。
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