難聴と高音について
■難聴と高音
私たちが日ごろ耳で聞いて認識している音は周波数(単位=ヘルツ(Hz))によって「高音なのか」「低音なのか」というのが識別されます。一般的には、
?500Hz=低音
500Hz?2000Hz=中音
2000Hz?=高音
といったかんじで周波数ごとに音の高低が位置づけられていますが、程度によっては「高音だけが聞こえなくなる」もしくは「低音が聞こえなくなる」というような症状が出てきます(ちなみに、平常時ならば男性の声は1000Hz、女性の声は2000Hzくらいが主成分になっていて、人の耳が聞き分けられる周波数帯は20?20000Hzまでといわれています)。
難聴の症状が出たとき病院で検査をしてもらうと思いますが、ただ耳が聞こえないというだけでなく、どんな音が聞こえないか、というのも症状を判断するためには非常に大切なんですよ。
■高音の聴こえない難聴
難聴の種類の中でも、加齢が原因とされる「老人性難聴」と呼ばれるものは、特に高音域の音が聞き取りにくい病気として知られています。
ただし、高音域の音といっても突然いきなり高い声や音がごっそり丸ごと聞こえなくなるわけではなく、だんだんと聴力が落ちていくために、「七時(しちじ)」を「一時(いちじ)」と聞き間違えたりといった症状が出始めてようやく気づいて病院に行って検査してみたら、という方も少なくないようです。
この老人性の難聴を治療する手段は今のところありません。ですが、高音域の音をうまく拾うことのできる補聴器を利用すれば、ある程度は障害の程度を抑えることもできるのだそうです。最近は外国製のものも日本で修理ができるメーカーが増えたので、色々なメーカーを調べてみるといいでしょう。
■高音性難聴について
老人性、感音性、伝音性...とさまざまな種類の病気が存在する「難聴」ですが、高音を聴き取りにくくなる難聴は「感音性」の症状の一つだといわれています。
その原因は非常に多く、浜崎あゆみさんなども発症し、片耳に障害を残すまでに進行したという「突発性」やヘッドホンで大音量の音を聴いたことによる「騒音性」、それに「聴神経腫瘍」といったものもその原因に挙げられるのだそうです。
逆に、低音が聴こえなくなるというのは「伝音性難聴」の影響が大きいようです。こちらは鼓膜が破れたり、中耳炎になったことによって引き起こされる症状で、中耳炎の治療が完了したり鼓膜が修復したりと、傷ついた聴覚器官が治ることによって自然とおさまってくるものです。
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