新生児の難聴について

■新生児の難聴

新生児の難聴は「生まれつき(先天性)」のものが原因であるということが考えられます。ですが、生まれたばかりの新生児は声を聞いても反応するわけではなく、日常生活では非常に耳の異常はわかりにくいもの。出生後のABR検査や生後1ヵ月後、6ヶ月後などの検診でのチェックで「もしかしてこれは...」と判明する事もあるそうです(こういった新生児の先天性難聴の確率は1000人に2?3人という確率になるのだそうです)。

また、生まれつきの難聴ではなく、分娩時に難産で新生児が酸欠状態にあったときや未熟児(1500g)であったとき、細菌性髄膜炎にかかったとき、重度の黄疸の症状があるとき(黄疸とは肌が黄色っぽくなっている状態のことです)、NICUなどで長期にわたって人工呼吸器を使用した場合にも難聴になってしまうことがあるのだそうです。


■新生児の難聴を防ぐために

新生児が難聴になるのを最大限に予防するために「妊婦になったお母さんが健康に過ごす」ということが何よりも大切になります。

最近は体型が戻らないから太りたくない、というお母さんもいるようですが(女性のホンネですけど...)、体重がそこそこ上がらないとお腹の赤ちゃんも成長できず未熟児として生まれやすくなりますし、発熱や風邪などの病気から身を守ることができなくなりますよ。

特に、高い発熱を伴うおたふく風邪やインフルエンザなどは要注意です。これらの病気にかかると自分の身を危険にさらすだけでなく、妊娠初期などは非常に流産の確率が上がるなどのリスクなどを背負うことになります。

最近は地域の大きな総合病院では妊婦さん向けのインフルエンザワクチンなどもあるそうなので、余裕があるならば接種しておくとちょっと安心できますよね。


■新生児の難聴の発見

難聴は早期発見し、さらに早期に処置することで症状を改善することができると言われていますが、新生児の場合もそれは例外ではありません。

というのは、正常に分娩された新生児が3歳になったときに覚えて話せる言葉が大体700語といわれているのですが、誕生後すぐに難聴の症状を発見して処置した場合は500語ほどに習得語数が減ります。また、6ヶ月過ぎてからの発見の場合は300語と、ちょっとの成長の間だけでも覚えられる言葉は半分以下に落ち込みます。そういった意味でも、極力早いうちに病気は発見すべきなのです。

先天性で難聴になった新生児の中には「人口内耳」という、人口の耳の器官をつけるというケースもあるのだそうです。せっかく生まれたばかりの子供に...と思う親御さんもいると思いますし、その気持ちもわかりますが、耳鳴りなどといった生活の中でどうしても気になるであろう症状が緩和されるという意味では非常に意義があるものだといえます。

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