おたふくかぜと難聴について

■おたふくかぜと難聴

おたふくかぜを原因とした難聴は「ムンプス難聴」という名前が付いています(このムンプス(mumps)という言葉は英語の「おたふくかぜ(のウィルス)」という意味を持ちます)。

このおたふくかぜによる難聴は大きく分類されるところの「感音性難聴」、特に片方の耳が非常に重篤な状態になるといわれています。

これは、病気のウィルスによって耳の中の「蝸牛」という器官にある「有毛神経」の機能を失ったために起こることが多い、とも言われています。この有毛神経というものは非常にデリケートで、高熱などでもその機能を失ってしまうそうなのです。

こういった症状はおたふくかぜ以外にも、高熱が非常に出やすいインフルエンザでも起こりうることなので、非常に気をつけなければいけませんね。


■おたふくかぜを防ぐには

おたふくかぜによる難聴を防ぐには、やはり体に抗体を作るのが一番です(一度ワクチンを打ってしまったり、実際に発症してしまえば一生再発はないといわれていますからね)。できるなら、病気にかかるよりはワクチンを打ってしまったほうがいいでしょう。赤ちゃんがかかるのも深刻ですが、大人の場合も実際にかかってしまうと症状が重くなり、難聴などの症状も出てくる可能性が高くなるので注意が必要です。

おたふくかぜのワクチンは日本国内では「任意接種」になっています(義務化はされていない、ということですね)。内科や小児科(1歳を超えた赤ちゃん?大人が接種対象です)では予約制で受け付けているところが多く、抗体が体内で効力を発揮するのは約1ヶ月経ってからといわれていますので、思い立ったら早く行動することが大切です。


■おたふくかぜ難聴の治療方法

昔は不治の病、と呼ばれていた病気が治るようになった昨今ですが、今でもおたふくかぜによる難聴の治療方法はないといわれています。この病気の場合、症状は片耳のみに出ることが多いので完全に聾状態になるということはないそうですが、やはり片方でも耳が聞こえないのは本当に不便だし、実際になった本人としても困ってしまいます。

なので、こういった難聴などの二次的に出てくる病気を防ぐためには「症状が出たらすぐに病院」という基本的なことを守る必要がやはり出てくるかと思います。

特に赤ちゃん?幼児の間は保育園や幼稚園で一人が発症するとみんなが発症する...というように、思いっきり病気が流行しやすい環境になるので、お母さん方も流行シーズンに入ったら、いつもよりちょっとだけ気をつけてお子さんの顔(耳の下あたり)を眺めてあげることが必要かと思いますよ。

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