難聴と障害者について
■難聴と障害者
非常に高度な難聴状態にある聴覚障害者が「聾(ろう)」といわれているのはなぜなのか、ということを考えたことはあるでしょうか。
これは「聾」という感じが「龍」と「耳」の二つに分かれていることに由来しており、「龍には耳がない」こと、つまり「耳がない」=「ものが聴こえない」、つまり「聴覚障害」というように結び付けられたといわれているのです(実際、漫画のドラゴンボールなどに登場する龍には耳がないんですよね)。
現在日本国で聴覚障害者はこういった「自分は聾である」「耳が聞こえない」といった漠然としたものではなく、「一定の基準を持った音量の音が聞こえない」というはっきりした基準が存在しています。
最近増えている急性の難聴の場合は方耳だけが聴こえない、というような状況が多いため、身体障害者福祉法による種類区分では「6級」程度のものではないかと考えられます。
■障害者手帳の交付について
難聴など、聴力に障害がある聴力障害者は両耳が「70dB(怒鳴り声程度の音の大きさ)」以上の音をどうにか聞き取れる種類のレベルでないと障害者手帳は交付されないのだそうです。
これでも障害者の等級は6級で、これ以上の等級になると本当に物も聴こえず、生活や、雇用される時にも大きな支障を生じさせるものになってきますので、まちがっても「手帳の等級をあげたい...」などと考えてはいけません。
ちなみに、急性難聴や老人性難聴等の場合はその障害者の基準値を満たさず手帳の交付がされないことも少なくありません。こういった老人性難聴の症状をは持っているが手帳を交付されていないという方は、600万人を数えるのだそうですよ。
■子供の難聴と聴覚障害
子供の、特に改善が難しい聴覚障害は、ほとんどのケースが先天性の障害によるもので、日本で非常に重い障害を持って生まれてくる赤ちゃんの確率は0.3%(1000人に3人)程度といわれています。
また、重度ではないものの(若干聴力が低く、補聴器で聴力が改善されるなど、将来雇用にもなんら問題のないレベル)難聴にかかっている子供も実は10人に1人はいるということで、思いのほか聴覚障害者という子供というのは少なくないのだそうです。
こういった障害の原因の多くは遺伝によるものも大きいそうですが、そのほかにも「低体重出産」「妊娠中に梅毒などの病気に感染」「難産」といった妊娠・出産時に原因があるであろう理由もあるのだそうです。難聴を防ぐためには妊娠中の健康にも気を使う必要があるんですね。
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