赤ちゃんと難聴について

■赤ちゃんの難聴検査

最近産科では生まれてすぐ(生後2日?病院退院までの間)の赤ちゃんが先天性の難聴かどうか確かめるテストを行うそうです。とはいっても、生まれたばかりの赤ちゃんに聴力検査を行っても「耳聴こえまーす」と答えてくれるわけではありませんので、病院側も特別な検査を行うことになります。

この聴力検査は「ABR」と呼ばれており、寝ている赤ちゃんに10分程度35dB程度(ささやき声程度の音量)の音を聞かせて、それによって脳波に反応があるかどうかをチェックするというものです。

この難聴の検査は生まれてすぐの赤ちゃんは「要再検査」になることがありますが、しばらく経ってから再検査をすると「正常」と判断されることもあるのです。これは、聴覚神経がまだ完全に出来上がっていないということが理由にあり、本当は4ヶ月を超えたくらいからの検査のほうが正確性が高いとのことですよ。


■赤ちゃんの病気と難聴

赤ちゃんの病気は特に早めに治すように、という話がありますが、これは「回復が遅れると失明や難聴など、体の障害が出る可能性が非常に高いこと」が理由に挙げられます。

特に問題になってくるのはおたふく風邪など熱を伴う病気です。風邪をひくことによって、耳の聴覚神経が死滅してしまうために耳が聴こえなくなるというケースは実際にあったことなので、子供が熱を出してしまった場合は体調の改善のためにも早めに病院に連絡してみてもらうようにしてください。

大人の難聴同様に治療を早く行うほど症状の回復は早くなりますし、万が一症状が出てしまっても補聴器で今後の生活の改善をはかることができますので(補聴器を使うことで言葉の発達も図ることができるんです)、赤ちゃんの様子がおかしいときは直ちに小児科に向かいましょう!


■難聴と中耳炎

難聴には「感音性」「伝音性」という二種類の症状がありますが、中耳炎による難聴は「伝音性」のものです。しかも赤ちゃんは耳の穴の入り口から鼓膜までの距離が短いために、非常に耳の中が傷つきやすく鼓膜などに炎症が起こり難聴になる可能性が高いのだとか。

お風呂に入った後、なんとなく赤ちゃんの耳に水が入ってたら大変だなーと思って耳の中を綿棒で掃除してしまいたいと思う方もいると思いますが、実はこれはNG。綿棒の先で鼓膜をこすってしまって、それが炎症の元になることがあるんです。

水が耳の中に入るということはそうありませんし、耳垢は勝手に外に出てきますので、耳掃除をしたいなと思ったときは「耳鼻科の先生にお願いする」のが一番ですよ。

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