中耳炎と難聴の関係について
■中耳炎と難聴の関係
中耳炎は、耳の「中耳」と呼ばれる部分が炎症を起こしたことによって起こる病気です。この中耳炎が原因として引き起こされる難聴については、ほとんどのケースが「鼓膜が炎症を起こしたことによる」ものなのだそうです。
それはどういうことかというと、音をまず取り込み、末梢神経を通して脳に伝える部分である鼓膜が炎症によって機能を果たさなくなってしまうために音がまったく聞こえないから、ということです(これを伝音性の難聴と呼びます)。
ただし、この鼓膜は復元するものなので、中耳炎になってしまってもそう悲観するものではありません。点耳薬や抗生物質で炎症を治すことも十分に可能ですし、切開をして悪い部分を取り除くという治療方法も実際に行われていますので、この難聴にかかったとしても十分に回復の可能性はあるんですよ。
■赤ちゃんの中耳炎
これは実際に私が体験したのですが、いくら子供に呼びかけてもなんとなく反応が薄く、おかしいなーと思っていたその日、お風呂上りになんとなしに耳周りを綿棒でトントンとたたいて水を取っていたらいきなり血が出てきて「うわあ!」と叫んだことがあります。すぐ次の日に病院の耳鼻科に行って診てもらったのですが、実際子供は「中耳炎になりかけ気味だから、ちょっと難聴っぽくなっている」というような所見をもらいました。
そのときに診てもらった小児耳鼻科の先生いわく「赤ちゃんは耳の入り口から鼓膜までの間が大人に比べて短いから、中耳炎の症状が出やすいんですよね」とのこと。
赤ちゃんの耳は変にいじるとすぐ傷ついてしまうので基本的に(聴力が問題なければ)あまり神経質に手入れをしなくても(むしろ、放置しても)大丈夫なんですよ。
■インフルエンザと中耳炎
インフルエンザは発症するだけでも高熱や吐き気といった症状が伴うなどの恐ろしい病気ですが、そのほかにもインフルエンザウィルスによって急性の中耳炎になることがあるので注意が必要です。
この急性中耳炎の一番怖いところは、伝音性難聴ではなく「感音性難聴」という、めまいや耳鳴りも伴う難聴になってしまうことです。この難聴になってしまうと、鼓膜の切開などでは治らず、薬などを長期的に点滴して治療しなければいけなくなります。
ちなみにこの感音性難聴は、インフルエンザだけでなくプールなどでも細菌感染することで発症することもありますので、プールなどに入った後は丁寧に目を洗ったりうがいをしたりすることは本当に大切だと、大人が気をつけるだけでなくお子様にも教えてあげてくださいね。
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